商品開発へのこだわり
自由でスピード感ある商品開発体制を
ケースや眼鏡拭きといった眼鏡関連商品において、新たなビジネスを開拓していくこと。この目標のために、当社は商品開発体制の強化に力を入れています。営業企画としてセクションを独立させ、商品開発から販売促進まで一貫して担当する体制としています。開発した商品をダイレクトに販売に結びつけるための体制です。この体制にすることで、マーケットのニーズから開発を発想することが可能となっています。基本的には、春と秋の展示会シーズンに合わせ、営業・販売と確実に連動して稼働しています。
新商品から新たな生産体制へ。
ユニバーサルデザインで新たな機能を開発
栄商会は、平成14年(2002年)に、「UDケース」の国内特許を取得しています。これは眼鏡ケースの開閉システムを根本から変えるものでした
従来のバネに代えて、油圧で開閉するようにしたのです。これにより、強い力も必要なく、ゆっくりと優しく開くことが可能になりました。シリーズ名のUDとは「ユニバーサルデザイン」の略なのです。この商品によって、眼鏡ケースの生産プロセスは大きく変わることになりました。お客様にこれまでにない価値をお届けする商品を開発し、そこから新たな生産体制を構築する。その挑戦が始まりました。
アニマルスタンドが生んだ新しい開発シーズ
栄商会のヒット商品として「アニマルスタンド」があります。これは、子供が眼鏡を外した時に、それを守っていく商品がなかったことから生まれたもの。
高齢者用がほとんどだった眼鏡スタンドに、まったく新しいニーズを掘り起こすことになりました。この商品の登場によって、眼鏡店の店頭までが大きくイメージを変えることになりました。同時に、これまで栄商会のルートでは考えられなかったぬいぐるみメーカーとの協力体制が生まれ、そこから新たな商品開発のシーズが育まれるようになっています。
究極の品質を追求して、イタリアなどの海外コラボも
眼鏡ケースのクオリティーを、究極まで追求していく方向性も推し進めています。その一つが、イタリア・ブランドとのコラボレーションです。個性的で高品質なコインケースで知られるイタリアの革工房・ペローニや眼鏡ケースの有名ブランド・フェドンと協力して、当社独自のハイエンド・シリーズを開発しています。
また、革製品の箱縫い技術を守っている国内の職人集団と共に、伝統技術を新たなデザインで形にしたシリーズも開発。革素材の拘りも含めて、究極の品質追求を進めています。