森林生まれ。環境負荷の低いサステナブルなクロス
【JINEN】に用いられているテンセルという繊維は、森林認証された樹林に生育し、伐採されたユーカリのパルプを原料とした100%植物由来の繊維です。
加えて、製造に使用する水と溶剤は99%以上がリサイクルされ、何度も繰り返し使用されています。
もちろん、製造段階で有害物質は一切発生しません。天然素材であるため、土に埋めると分解され、土に還ります。素材自体も生産工程においても環境負荷の少ない世界基準のサステナブルなクロスです。
土に埋めて分解させた「JINEN」
マイナスをプラスに。汚れを絡め取るフィブリル構造
【JINEN】に使用されているテンセル繊維は摩擦などによって、先端が細かく割れて極細のフィブリルが現れて毛羽立つという特徴を持っています。
衣服等に使用する場合、毛羽立ちはマイナスになってしまうため、フィブリルを抑える加工を施しますが、メガネ拭きには、どんな微細なホコリも確実にキャッチすることが求められますので、 【JINEN】ではフィブリルを増やすことで、フィブリルがホコリや油分などを絡め取り、細かな隙間に吸着するようにしました。
ウイルスや細菌を不活化するＶ-ＣＡＴ🄬
【JINEN】は、新型コロナウイルス対策として、V-CAT🄬（可視光応答型光触媒加工）を施しております。
「V-CAT🄬」は、紫外光よりも波長が長い可視領域の光も吸収し、空気中の水や酸素から活性酸素種(OHラジカルなど)を生成する特徴を持ち、この活性酸素種は、ウイルスや細菌を不活化し、増殖を抑制する効果を示します。
可視光作動の特徴を生かし、室内でも有効に働きます。
縫製糸も環境に配慮した「エコラポス」を使用
エコラポスは、リサイクルポリエステル繊維でできた、エコな刺繍糸です。
回収されたペットボトルを原料とする、リサイクルポリエステル繊維にて作られた刺繍糸です。
再生可能資源の有効活用を促し、従来資源である石油の消費量を抑える事で、環境負荷の低減に貢献しています。
パッケージ素材は「ＦＳＣ認証」の用紙を使用
FSC認証は環境、社会、経済の便益に適い、きちんと管理された森林からの製品を目に見える形で消費者に届け、それにより経済的利益を生産者に還元する仕組みです。
※2017年の持続可能な開発目標（SDGs）進捗報告において、進捗状況確認の指標の1つとして「自主的な森林認証を取得している森林の面積増加」が掲げられました。
「ＦＳＣ認証」とは？
FSC認証（Forest Stewardship Council／森林管理協議会）とは、環境や社会に対して持続可能な森林管理のもと作られた製品を認証する制度です。
持続可能な森林管理には、森林環境の保全だけでなく、生物の保護、地域社会との関係性、先住民族や労働者の権利、合法性なども含められており、SDGsの観点からも有効な認証制度となっています。
また、認証には森林管理からその流通に至るまでサプライチェーン全体を審査するシステムが設けられており、その審査はFSCとは異なる第三者の認証機関が認証を行うことで、透明性も守られています。認証を受けると製品にFSCマークが記載され、消費者は森林の生物多様性を守り、地域社会や先住民族、労働者の権利を守りながら適切に生産された製品を選択することができます。
つまりFSC認証とは、適切な森林管理を認証し認証製品にはFSCマークをつけることで、消費者が環境や地域に配慮された製品を選びやすくなり、森林の保護を促進する制度ということです。
メガネ拭きとしての性能評価（可視透過率）
メガネ拭きの性能評価のため、可視透過率の比較を行いました。
ファンデーションを塗ったサンプルに対し、
- ＪＩＮＥＮ（＝テンセル）
- ミクロスター（＝マイクロファイバー）
- セリート（＝別珍）
で比較したところ、
ＪＩＮＥＮ＞ミクロスター＞セリート
という順位になりました。
浜松地域ブランド「やらまいか」2022年度認定
浜松地域ブランド「やらまいか」とは？
浜松地域の特産品や様々な地域資源（素材・歴史・文化・技術）を活用した商品のうち、やらまいか精神あふれ、さらなる成長が期待できる新商品を浜松商工会議所が地域ブランドとして認定しています。
- 2005年度：「やらまいかブランド」スタート「浜松を代表するモノすべて」が対象
- 2011年度：認定基準変更「一般消費者が購入できるモノ」が対象
- 2014年度：認定基準変更「やらまいか精神あふれる新商品」が対象